2年目のお仕事紹介

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サントリーウエルネス DX推進部 エンジニアリングGの河島です。
私は、デジタル&テクノロジー部門採用で新卒社員として入社し、今年で入社2年目になります。
この記事では、私がサントリーに入社した理由や現在の仕事内容について紹介します。  

入社背景

 学生時代は経営学部に所属し、デジタルマーケティングを勉強していました。デジタルを活用し、より日常生活を楽しくするようなサービス作りをしたいと漠然と考えて就活をしている時に、弊社の「デジタル採用」を知り、興味を持ちました。クラフトボスの「ちびだら飲み」やハイボール文化など、新しい飲用スタイルや生活の楽しみ方を提案し続けており、新たな体験をお客様に届ける経験ができるのではないかと思い、入社しました。入社後は、デジタル採用全体で約3ヶ月のシステム研修を受けました。その後に新人の希望と適正を相談した上で、企画やデータ活用グループに配属が決定されるのですが、私の場合は顧客体験を企画するだけでなく、企画をどう実現させていくかに関しても理解したいと思い、自らエンジニアグチームを希望して配属されました。

現在のお仕事

 私は現在、Comado という健康行動アプリの開発を行なっています。このアプリでは、フィットネスレッスンの配信や健康行動の記録機能など、健康行動の習慣化をサポートするコンテンツを用意しています。アプリを通して、お客様が生活習慣を変えていただけるようにサポートすることで、サプリ提供だけでは解決できなかった「お客様の体や心の悩み」を解決しようとしています。また、各コンテンツの利用状況など、ユーザーの行動データを収集し、顧客解像度を向上させることで、お客様の多様性に合わせた商品・体験を提供する仕組みを構築しようとしています。

 私は、サーバーサイド領域の開発チームに所属し、新規APIの開発や既存コードの改修(リファクタリング)などを行なっています。また、企画チームと開発チームの連携役として、企画内容の整理や開発の推進などを行っています。

仕事の面白さ・やりがい

開発したものを多くの人に使ってもらえること

 Comadoは2022年10月にリリースを行い、現在数十万人の方に利用されています。まだまだ規模は小さいですが、日々のアプリ利用率やユーザーさんからの嬉しいコメントを見ると、自分の仕事が誰かの役に立っていると個人的に感じています。また、アクセス数などの数字だけでなく、実際にオンラインフィットネスに参加し、カメラオンで参加しているユーザーさんを見ると、幅広い年齢層の方に使ってもらえていることを実感し、嬉しくなります。

答えがないものに対して、チーム全員で模索し、アウトプットを出すこと

 企画内容をただ実装するのではなく、「アプリを通してユーザーに提供したい体験は何で、そのために何を実現すべきか」を役職や年次関係なく意見を出し合い、開発を行なっています。Comadoは「健康行動を習慣化させること」を目的としていますが、人によって「習慣化」の定義は様々であり、習慣化の手段も多数存在します。また、ユーザー視点、ビジネス視点、システム視点で課題の捉え方は異なってきます。その中で、チーム全員が同じ方向を向いてプロジェクトを進めることは簡単ではないですが、議論を繰り返し、認識を合わせながら取り組んでいます。実現すべきことを見極めるところから、実際に形にするまで一気通貫で行えることは、今の仕事の魅力だと思っています。

様々な専門性を持つ人と協力しながらサービスを作ること

 アプリを開発していく中で、ネイティブアプリチームやインフラチーム、UIUXチームなど、様々な人と連携が必要になります。それぞれの立場によって意見や考えが違い、物事を前に進める難しさを感じることはあります。しかし、多角的な視点で実現方法や懸念点を考える経験を得ることができ、チーム間で協力しながら機能追加や課題解決できた時は、達成感を感じます。

 また、データの活用の観点で、商品研究チームやコールセンターチームなどと議論する機会もあります。幅広い分野の人と会話しながら、どうあるべきなのか(何が必要なのか)を考える面白さも感じています。

自分で設計・実装したものが、システムとして機能していること

 先輩方に相談しながらですが、上流工程(要件整理)から下流工程(実装・テスト・リリース)まで一気通貫で自分でできることが増えており、嬉しさを感じています。配属当初は、開発環境を構築することさえ一人で出来ず、毎日混乱していました。しかし、先輩社員に質問するなどして不明点を1つずつ解消し、今は、コンテンツの利用履歴を可視化する機能や、ユーザーの購入商品によって表示項目を変える実装など、要件整理からリリースまで一人で実行しています。また、どんな改修がいつまでに可能かをソースコードを見て確認し、企画チームに連携することを、スピード感を持ってできるようになってきています。

 現時点でも、実現したいことの構造を正しく抽象化して捉えることや、品質を意識してプログラムを書くことなどに苦戦することがありますが、自分の手を動かして、今までなかったことを生み出すこと(課題を解決すること)ができ、充実感を感じています。

サントリーウエルネスの魅力

幅広いテーマに対して、専門性を高めながらチャレンジできるフィールド

 サントリーウエルネスは、創業初期から商品研究や顧客応対、品質保証に力を入れ、ビジネス(ものづくり)を行なってきました。近年、お客様の購買行動やニーズの多様化が進み、より一人ひとりの顧客、「個客」に対してのサービス(体験)提供が必要になっており、デジタル分野の強化、および、ビジネスモデルの刷新をしようとしています。そのため、顧客データを蓄積・集約・活用する基盤整備やweb施策の改善、業務プロセスの設計など、幅広いテーマから自分のWILLに即したものを選び、挑戦できる環境です。

 現在、UIUXやデータ分析、インフラなど様々な専門知識を持つ方が入社されており、体制も拡大しています。定期的に知見共有会や懇親会が開催され、様々な分野の知識を得ることができます。また、サントリー全体でメンター制度があり、私のような非情報学部出身者でもエンジニアリング領域に挑戦できる環境です。

今後のキャリアについて考えていること

 対お客様に対してどんな個客体験を提供すべきか(何を実現すべきか)を考える部分から実行まで担えるような人材になっていきたいと考えています。そのために、エンジニアとして開発経験を積み、自分の専門性を高めていきたいと思います。また、研究所や商品開発部など事業全体の組織と連携しながら、事業の強みが活かしたプロダクトの設計・開発推進することにもチャレンジしていきたいです。 そして、「個客」に向けた価値提供ができる仕組みを構築し、事業に貢献していきたいです。

おわりに

サントリーウエルネスでは 一緒に働ける仲間を募集しています。
ぜひ弊社のデジタル&テクノロジー採用サイトをご覧ください。
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